市長との別れ

昨日、飯塚市の片峯市長がお亡くなりになりました。ブロックチェーンストリート構想をはじめ、色々と故郷を復古起新していくために一緒に尽力してきたのもあり志半ばでこの世を去ることになり心中如何ほどだろうかと思います。

最初にお会いした時は、同じテーマである教育の話で花が咲き、私が場をつくることの大切さを説き、片峯さんは国際化やICT化などの新しい教育環境の必要性を説いていました。教育に力を入れることは夢があることで、子どもたちが安心して学べる環境をどう用意していけばいいかなど示唆のある話で盛り上がりました。また、実際にその後に故郷の地方創生などで関わった方々が片峯市長の教員時代の生徒だった方も多く、その多くが市のため貢献したいと取り組んでおられたのが印象的でした。

また私が甦生した古民家に、東京からの移住者を受け容れる際にもわざわざ忙しい時間をさいてきていただき「こんな素晴らしい方に飯塚市民になっていただきありがとうございます」と握手をされておられました。

リップサービスも多い方でしたが、そのどれもが相手を喜ばせよう、気持ちよくなってもらおうと配慮したものばかりでした。そういう心のあたたかい方でしたので、きっと市政の難局や厳しいかじ取りに心を砕くことが多かったのかもしれません。

本当に、たくさんお世話になりました。今はただ、心安らかに穏やかにお休みいただきたいと祈ります。

これからの道の続きは、私たちで結んでいきます。最初の大変な道を拓いていただくのにご一緒できたことを幸せに思います。目を閉じると、笑顔で「よろしくお願いします」という声が聴こえてきます。

人はいつかこの世を去る時がきます。論語の子在川上曰、逝者如斯夫、不舎晝夜とあるように光陰矢の如し、時は瞬く間に過ぎ去っていきます。ご縁をいただいているからこそ、その時に報いていきたいと思うばかりです。

これからはいただいたものを故郷の子どもたちに橋渡していこうと思います。

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