「強み」というものがあります。これを一般的な定義では、「自分が自然に発揮できて、成果につながりやすい能力や資質」ともいいます。このポイントは「無理をせずにいて自然体でいるときもっとも力を発揮するものである」ということ、これを私は別の言い方で「徳」とも呼びます。
この「徳が引き出されるようにしていくこと」、それが私が考える「強みを活かす」ことです。
それぞれ人には必ず何らかの持ち味というものがあります。同時に会社にも持ち味があります。その持ち味がそれぞれに最大限発揮されるにはどうすればいいか。みんなで足るを知り、その持ち味の価値に氣づき、その持ち味を活かすことに行動を絞るとき、唯一無二のブランド価値を高めることにもなるのです。
例えば、私の場合はご縁に従うという生き方があります。ご縁で到来したものは選ばないと決めてから、すべてをご縁として承ります。時には自分に都合のよくないことばかりですが、そのどれもがご縁として受け取り真心で意味付けしていきます。これは私は生き方として自然に行っているものです。
そしてその中で得られた様々な能力や資質がどのように活かされ、何のために与えられたのかを整理すると自分の「徳」が次第に観えてくるのです。孔子は、論語の中で「五十にして天命を知る」ともいいました。
万象具徳というように、この世のあらゆるものには必ず強みがあります。強みがないものなど存在しません。それは持ち味がないものがないということです。小さな植物であろうが大きな動物であろうが、無機質であろうが微生物などの存在であろうが持ち味があるものです。これは持ち味が観える人と見えない人がいるだけです。
大事なのはお互いがその強みを活かすために、お互いの持ち味を心から尊敬できるかということが重要になります。そしてそれは日々の暮らしで徳を積むという実践によって磨かれていくものであろうと私は思います。その一つに私たちが大切にしている「一円対話」があります。これも徳を積むことの一つです。
徳を積むというのは、強みを活かし続ける精進と似ています。自然体でみんなが活き活きと働き助け合える場を育てていくことで同時に徳もまたその場に醸成されていくものです。
引き続き、子ども第一義の社業の実践を通して見守り合える場を子どもたちのいる現場に伝承していきたいと思います。

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時代はかわれど繋がりは強みとして
かかわりを大切にします