天換

陰極まれば陽になり、陽極まれば陰になるという言葉が易経にある。

天は一糸乱れず伸縮自在に、同円の縁をなぞりながら陰陽の調和のままに往来を繰り返しているものだと私は感じている。

天には気があり、天には機がある。

天地自然に溶け込み、自らの生命を主体としてかんじながら道を歩めば次第にその意図は示されていることに気づけるもの。

どんな宗教者であれ、どんなビジネスマンであれ、その心が正直に研ぎ澄まされ、素直な感性を磨いていけばある一定のレベルの直観は得ることができるのだとも思う。

今の時代は、どこまでも利権や保守の力が台頭し貨幣経済の架空の流行により行き着くところまでに入り込んでいる。責任を他に押し付け、ありもしないものを存在しているように見せかけ、気が付けばだれもどうにもできない所まで来ているものが極まってきていて転換する時機が顕われているようにも思う。

物質的文明を優先してくれば、本となる心や命というものが次第に忙殺されていくものでありそうなれば今のようにお金さえあれば経済さえ保障されていれば安全で安心なのだと勘違いし、一部の保身や利権の人たちにより本来の在るべき姿が隠蔽され気が付けば完全に刷り込まれてしまっているものである。

このままであれば必ず人類は大きな試練を迎える時機を迎え必ずそのツケがまわってくるのは誰にでも予測できるものである。

今の社会の歪んだ閉塞感は、本来の地球の共生原理原則から離れて久しいことで深刻な諦め感がでていて何も誰も変えられないという気持ちがあることは周知のこと。

これが天の転換により変わろうとするのは地球の創造の力でもある。
そうやって天地の狭間にいる私たちは幾度もの天換を経て今まで生きてきた。

偉大なる信頼を基盤に、素直で正直に慎まやかに謙虚で生きているものがその天の運行に溶け込み真の生命を維持していることも自然界を感じれば一目瞭然であろうとも思う。

自然界の王道にあるように、常にそういう正しい心構えで生きていなければ必ず生命は滅びるのである。

私は脚下の理念、子ども第一主義を貫くためにこの今にある陰陽の極まりの中でどうあるべきかということを決断しなければならない。

今までのような陽に偏っていた時代の中でのものから陰に天換されていく節目に出逢っている、このために生まれてきたのではないかとも使命を感じる。

天変地異は、私のかんながらの道の上にある自然の命そのものである。

子ども達には未来があり希望がある。
その子どもたちを守っていくのが私たちの使命である。

どうか深い祈りの中で一つでも一人でも多くのあるがままの心を開いていきたい。

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