仲間の絆、心の絆

昨日は、クルーの皆で駅伝に参加する機会がありました。沖縄で参加してから2回目ですが、回を重ねるごとにその意味や深さを感じます。今回は、前回とは走る順番やテーマやチーム分けも異なり、新たな発見もたくさんありました。怪我もなく、みんな元気に走りきることができ有難い気持ちです。

第一走者になってみて、走ってみると最初の大変さというものを感じます。前回はアンカーのプレッシャーもありましたが、今回は最初のプレッシャーというものがあります。

走っていると何度も何度も苦しさが訪れ、楽になりたい衝動にかられるものです。しかし自分が流れをつくろうとしたり、必死に集団についていこうとしますが、それではなかなか踏ん張れないものです。

しかしもっとも絆を感じたのは、やはり仲間のことを思う時です。スピードを落として怠けようとすれば誰がみているわけでもなく自分との闘いの中でその判断はいとも簡単にできるものです。もしも自分一人で走っているのなら、自分自身との向き合いと闘いだけで済んでしまいます。ただ、その時、いつも脳裏によぎりちらつくのは仲間のことばかりです。

仲間もきっと必死にやるだろう、きっと仲間は遣りきってくれるだろう、きっと仲間はこんな時でも負けないだろうと、強い信頼と絆を思うのです。日頃の信頼を思い出し、自分自身を叱咤激励して走るとき、そこに絆を感じます。

結局、人は誰しも自分との闘いを独り行い、己に克つことで前に進んでいくしかありませんがその時々で仲間の存在が絆になってチカラになっているのです。もしも一人なら怠けてしまうようなことも、仲間の絆があれば自分に打ち克つ原動力になるのです。

駅伝の素晴らしさは、どんな時も仲間の存在を忘れないということかもしれません。一緒に走るというのは、それぞれのコースでは一人で走りますが走行中はいつも仲間のことが心から離れません。

私たちは「一緒」をテーマに働きますが、この駅伝の御蔭でいつもそうありたいと感じることがより一層強くなりました。一人だと苦しいだけでも、仲間がいるから愉しくなる。人はつながりや絆があるからこそ、苦しさの中にチカラを得ることができるのかもしれません。

人生はどんな人にも苦難の連続です。そしてみんな自分自身と正対し、それぞれに自分自身に打ち克って人生を歩んでいきます。仲間が一緒にいてくれること、仲間がいると自分自身が感じ続けていることに道を歩んでいく醍醐味を感じます。

ただ走るのではなく、仲間と一緒に走るということ。

これからも「心の絆」を結んで、愉しく豊かに一緒に歩んでいきたいと思います。

  1. コメント

    駅伝にはたくさんの方が走っていました。チームメイト以外敵かと言えば決してそうではなく、同じように走っている人が苦しそうな時、自分も辛かったり心の中で応援したり、励まされるのはいつも自分の方です。学生の頃よく「走っていて何が楽しいの?」と聞かれることがあり、「練習した分、記録が伸びるから」と答えていましたが、今はそうは答えないでしょう。走ることは変わりませんが目的は変化する、そのことを心に留め仲間と走れる豊かさを大事にしていきたいと思います。

  2. コメント

    練習で走っていて苦しくなった時でも、「歩けば楽になる」という誘惑に打ち克つのは意外と難しいものです。年齢的なものや得手不得手の問題もあるかもしれませんが、日頃から訓練していないとなかなか克てません。「あの電柱まで」とか「次の曲がり角まで」という引きのばし方もありますが、やはり、「あの人も走っている」というようなことの方が、実際、力になります。「一緒にがんばっている」という感覚は、ほんとうに励みになるものだと改めて感じています。

  3. コメント

    タスキを繋いでくれた仲間と、タスキを受け取ってくれた仲間。今回は限界突破で本気の走りだったからこそ、その仲間の姿が見えた時は「任せてくれ!」「頼みます!」と、何のとらわれもなく信頼しきった素直な感情が湧いてきました。本気だからこそ心に強く響くものがあり、仲間と一緒に挑戦したからこそ愉しみも味わいも深かったのだと思います。一度きりの人生もそんな風に生きれるよう、生き方を高めていきたいと思います。

  4. コメント

    タスキを受け取る時の感情が忘れられません。皆の想いを預かるとはこう言う事なのか、と感情が高まり、溢れ、高揚しました。自分のことをあまり考える隙がありませんでした。もう1チームの仲間を想いタマに自分の足が走りたいように走れているかと、心のブレーキに足が載っていないか確認したりとありましたが、いつも仲間の想いがブレーキを吹き飛ばしてくれました。今回の学びを普段に活かし、次回も駅伝を通して、絆を学び普段に活かして行きたいです。

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