法螺貝の神秘

法螺貝の修理や修繕を続けていますが、色々と貝の生態を同時に深めていると色々と感じるものがあります。改めてこの法螺貝のことを整理してみます。

法螺貝は、軟体動物門、腹足綱、吸腔目、ホラガイ科で英語ではTriton’s trumpetといいます。一般的に分布するのはインド洋、太平洋、日本沿岸などの温暖な海域に生息しています。近親にボウシュウボラなどもあります。

姿は殻の内部に住む軟体部分は淡い色をしており、足と触角を持ち蓋をもっています。生息するのは岩礁やサンゴ礁、砂地の海底、水深10~50mほどの浅い海域で見られることが多いといいます。

食べ物は肉食性で、主にヒトデやウニなどの棘皮動物を捕食、魚の死骸なども食べます。サンゴを食べるオノヒトデの天敵ともいわれ、海やサンゴの守り神にもなっています。

ヒトデを狙う際には、口の吻(ふん)を伸ばして体液を吸うという仕組みです。動画で観ましたが、見事にヒトでの肉の部分を食べていきます。

そして動きはゆっくり動き、昼間は岩陰に隠れていて夜間に活動することが多いといいます。法螺貝は人間の食用としても美味しいそうで、むかしから漁師さんに重宝されてきました。

しかし内臓はフグ毒と同じテトロドトキシンを含むこともあるそうで、食べられるのは身の部分だけです。

日本にいる巻貝の中では最大の大きさですが、世界では70センチほどの法螺貝もあったそうです。うちにはテングニシ科の世界最大のアラフラオオニシに法螺貝もありますが、それよりは少し小さめです。このアラフラオオニシは、生息域であるオーストラリア北部とニューギニアの間にあるアラフラ海 (Arafura Sea) に由来します。 つまり「アラフラ海」+「大きい」+「螺 (にし),、つまり「海生巻貝」という意味です。

貝によって、その音も異なりますし巻き方の螺旋構造も異なります。一つとして同じ貝はなく、一つとして同じ音もありません。

色々と新たな法螺貝をつくりながら、法螺貝の神秘を学び直していきたいと思います。

 

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