自信と勇気

人はみんな誰しも自信を持ちたいと思うものです。自信が出るとは何か、その自信について深めてみたいと思います。

そもそも「自信が出る」とは何が出ているかといえば「勇気を出している」ということです。具体的には、やったことがないことに挑戦したり、失敗するかもしれないという思いが横切ってもそれでもやってみようと取り組んでみることです。未知なるものへのチャレンジのことです。

やったことがないことをやるのだから当然想像ができませんから誰だって不安なものです。そこで自信がないと一歩を踏み出せず、結局は自信が着くことがありません。人は知識が増えれば増えるほどに知っていることに安心してしまうものです。知識は自分が安心したいから持つともいえます。昔なら台風も雷も日食もなぜ起きるのかわかりませんでしたから不安だったことでしょう、今では知識が増えてある程度のことが予測できるようになっています。しかしその分、知らないことへの怖さというのは増えているように思います。

またよく勘違いされるのに自信というのは人から与えられて身につくものだとか、成功によって得られるとか思われていますがそれは単なる副産物であろうと思います。本来の自信は、勇気そのもののことですから勇気がある人が自信があるのです。

みんな人は誰もが勇気を持っていますが、それがなかなか出せないことがほとんとです。その勇気を絞り出してでも行動に変えていけば、自ずからその小さな勇気が集積して確固とした勇気、つまりは自信につながってくるように思います。

前例がないこと、やったことがないこと、見たことがないことは、想定外ばかりです。その想定外を好奇心で愉しみたいと思ったり、人生を味わいたいと願っていたら自ずから勇気が湧いてきます。そして人に自信を与える存在になっていけば、勇気を与える存在になっていきます。つまり自分の生き方が勇気を与えているのならそれは多くの人たちの自信になるということです。

以前、カムイロケットの植松努さんとお話したときに「自信がない人が、他人の自信を奪う」ということをお聴きしました。つまりは、勇気がない人が他人の勇気を奪うということなのです。もしもみんなが勇気を奪い合っていたらどうなるか、それは大変不幸な社會になるのです。本来の正義や、思いやりは勇気によって広がるものですからその逆の社會というのは本当に貧しく情けないものになってしまうのです。

自信を持ちたいと願うのならば勇気を出して人に勇気を与える生き方を選んでいくと善いように思います。そして勇気を絞り出したのなら、必ず自信はあとから着いてくると信じることのように思います。

そしてそれはほんのちょっとの勇気、ないものを絞り出してでも出そうとする勇気、心の信じたままに行動する勇気です。変えていくのも変わっていくのも未知の世界ですから、自分が社會に活かせることに感謝しつつ新しいことができる仕合せを愉しみ毎回小さな勇気を絞り出し、前進していきたいと思います。

  1. コメント

    勇気を出さないといけない場面の背景には「恐怖心」があります。この「恐怖心」の実体は妄想であり幻影です。知識が増えた分、余計な心配が増え、地位が高くなった分、保身が余計に働いて、恐れることが多くなっていくのでしょう。この「恐怖心」を消す方法は、「最も恐れていることに挑戦すること」だと言います。「恐れているからできない」という理屈を、「恐れているだけだからやれば消える」という実践に切り替える智慧は、とても有効です。恐れていることに挑戦する勇気を出し続けたいと思います。

  2. コメント

    新しいことに挑みながらも、これまでのやり方を保険や抑えとして持っているとどこかで今回は…と一瞬遮りましたが、やって得られるものの多さを感じています。もし、これまで通りだったら次に繋がるものにはなっていなかったと思います。決して完成した理想的なものではなかったかもしれませんが、まだまだ改善の余地のあることに気付けた嬉しさもあります。
    「失敗は成功のもと」として共に歩み続ける自分でありたいと思います。【●】

  3. コメント

    心の信じたままに動く勇気。持ち続けたいと思います。頭で考えて行動するだけでは同じ行動をしても見える世界に違いを感じます。心で感じた動機のままに動くことが出来れば、真心で溢れる世界に変わるのだと思います。なんでもかんでも、頭で上書きする習慣をなくしていきたいと思います。

  4. コメント

    「人に迷惑をかけてしまっては、、」という考えが頭をよぎることがありますが、失敗は上手くいかないことではなく、動けなかったことや動いた後の行いを悪いものにしてしまうことなのだと感じます。何があっても善いことだと感じられる信じられる自分でいつもいられる、その不動の精神を持てるようになりたいと思います。

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