時代の希望を託す

昔から連綿と続いてきた生活をしている人々があります。

その地域に合あわせて適応してきた人々です。数百年の前から、創意工夫をし少しずつ変化を続けたきた智慧がたくさん生きています。ただ、今の時代は急速にそういう智慧を使うよりも機械化した目先の便利な方法が優先され人間のやりやすい方法で強引に進めているところも多いようです。

農業も漁業も、さらには商業もすべては人間とって都合の悪いものはすべて排除しようといったように考えられ大地も海も人間の関わりも変化してきたものです。

よく観察してみると、国家事業として公共事業に多額の投資を続け、政治があらゆる場所の隅々まで網羅しその影響力で今のように人間都合を優先した世界と社会が浸透していったように思います。

時代の流れは変えられず、人口の増加とともにこうなることは歴史の必然かもしれませんが価値観が一変するようなことが起こらない限りこの方向はなかなか変えることもできないようにも思います。

その価値観とは、自然か人間かではなく、この時代の中で丸ごと本質でいることであるように思います。それは自然と同時に人間であること、人間としての豊かさと自然の豊かさを共存共栄できる人物、あらゆるものの清濁を併せ持てる本質的な人物ことが新しい価値観を生み出すと思うからです。

そのためには、人間の中にあって本質で居られること、自然の中にあって本質で居られること、これを融合させる本物が持つ価値観が世の中を刷新していき新しい時代を創造するだろうと私は信じています。自分が自分の時代を遣り切っていけば必ず将来の子どもたちの中から新しい価値観で世界を守るような人物が出てくるはずです。

希望をもって自分の今の旅を深めていきたいと思います。