法螺貝の調律

調律というのは奥深いものです。これは一つの才能ともいえます。もちろん経験や体験によってその調和音を見究めることができるものもあります。音楽においても、耳のよさが大きな影響を与えます。私の場合は、場を見究めることがライフワークですからそれも体験や経験によって後天的に磨いてきたものです。

耳を磨いていくのは、よい音をたくさん聴いていくことが大切なのはわかります。また同時に音は波動ですから、波動をたくさん受けて波動を体感した質量が影響を与えます。

現代は、ヘルツを測定できるものがあったり、相対音感になる材料、スピーカーなどの性能があがっていますから便利になっているともいえます。しかし、静寂などはかえって少なくなり静かな場所がなくなっています。人工的な音があちこちに溢れ、都会だと防音室で色々と音を聴き分けています。

しかし本来、音楽というのは無音ではありません。自然の中にいると、朝目が醒める前に太陽の光が近づいてくる音が響きます。鶏などはそれに反応して鳴いています。私たちの耳は、必要な音以外は消しているものです。

例えば、この時季は田んぼではカエルが大合唱をします。最初はうるさく感じても、ずっとその場所に住んでいると聞こえなくなるものです。携帯電話で話をすると、携帯はそのまま音を拾いますからあまりにもカエルの鳴き声が大きくてびっくりするものです。

カエルの中でも、カジカカエルなどは美しい鳴き声がするといわれます。川のせせらぎ、やや流れの強いところが多いですからザーザーと水の音が響く中で美しい甲高い声で一定のリズムで鳴いています。

美しい音を知っているというのは、美しい音が分かるということです。美しいものは自然の中にすべて存在します。私たちの身体をはじめ五感もまた自然の一部です。

だからこそ調律というのは、自然によって磨かれる感覚であることはすぐにわかります。自然農などを実践し、自然の調和を観続けているとなぜか調律も直観するようになります。少しでも不調和があると、そこに色々な不調和を戻す作用が発生するからです。

調律というのは、調整することですが何が自然かがわかるということです。自然は全体最適、全体快適ですから優先順位や好循環なども大切になります。

法螺貝の調律から学び直していきたいと思います。

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