私たちの体の中心は骨でできています。骨があってはじめて体の動作を支え、内臓を保護します。実際に死んでしまえば最後まで残っているのは骨だけです。しかも骨は長い歳月でもこの世に留まり残ります。
つまり骨こそ私たちの正体ともいえます。私の尊敬している漢方の先生は、骨格をみて色々なパターンを読み解きます。それは健康状態だけではく、運命や性格、傾向性や過去や今からの怪我や病気なども予測します。かなりの的中率で全国から多くの患者さんが診察に来られています。
骨というのは、不思議ですが空気や水のようにまさにこの骨にこそ真実があるものの一つです。
この骨の構造は外側の硬い部分(骨皮質または緻密骨)と内側の網目状の部分(海綿質)で形成されているといいます。骨の外側は「骨膜」で覆われており、関節部分には「関節軟骨」が存在し、骨同士の衝突を防いでいます。またコラーゲンとカルシウムから構成され、強度を保つ構造です。
骨の中心部には骨髄というものがあります。これが骨髄で赤血球や白血球、血小板などの血球成分を産生したり、カルシウムやリンなどを貯蔵し、これらを必要に応じて血液中に送り出します。骨は単なる白い塊ではなく、内臓や皮膚と同じように常に代謝をし続けて働いている大切な体の中心を支えるものということです。
その骨は常に生まれ変わります。だいたい約3年で古い骨から新しい骨に生まれ変わるといいます。ちょうど今、骨折していますがこの骨の代謝で、古い骨をこわすのは「破骨細胞(はこつさいぼう)」といい、その壊した骨の部分を修復しているのは、「骨芽細胞(こつがさいぼう)」という細胞です。具体的には、破骨細胞が古くなった骨の表面に貼りついて骨を溶かしていくといいます。そして古い骨が溶けたら、 骨芽細胞がたんぱく質やカルシウム、リンなどの骨の成分を分泌して新しい骨を作っていきます。
ちょうど今、骨折していますがレントゲンで観ると破壊された骨の隙間は黒くなっています。それが時間をかけて白くなっていきまるで靄がかかったようにつながっていきます。これは骨が代謝している証拠でもあります。
骨はだんだん弱くなるのは、筋肉と同じで老化していくからです。老化した骨は、壊れやすいのはそれだけ代謝をして生まれ変わった証拠ともいえます。
両親をはじめ先祖からいただいた大切なからだ、そして骨。まさに大切な存在であることを骨に刻みお手入れをしながら感謝して使わせていただきたいと思います。
