初心伝承の種

種を蒔けばそこに芽がでます。自然と生きていれば、大事なのは種蒔きとそれを見守ることです。土がよければ、植物は育ちます。育った植物の中には、人間にとって都合がいいものとそうではないものもあります。それをよく見定めながら、全部を排除せず、共生できるようにするには知恵が必要です。

その知恵は、どこから学ぶか、それは自然から学ぶしかありません。

自然を観察していると、それぞれは真摯に生きていますが全体は調和しています。自分だけでいいではなく、そもそもが利他であることが生き残る戦略になっているのです。

生き残る戦略というのは、自分を生き切るということです。

自分を生き切るというのは、どこかすべてを何か偉大なものに委ねるような心境です。同時に、天にお任せするからこそ人事を盡すという感じです。

結局は、運というものがあり、その運が自然界ではとても重要になっているように思います。運をよくするには、運がよくなるようなことを自然から学ぶ必要があります。

自然は運という循環と一体になっており、上手に命を運んで何百年も何千年も続く仕組みの中に入っています。運の良しあしではなく、運そのものになっているということでしょう。

自然から学んだ知恵は、これからの人類に大切なことを伝承していきます。引き続き、子どもたちのためにも初心伝承を磨いていきたいと思います。