人間関係の信頼関係は目的に対して磨かれていくものです。何のためにそれをやるのかということがしっかりと基本になっている人は、お互いに信頼関係を築きやすくなります。もしも何のためにがなければ、単に自分のためにや目先の損得のためにとなると不信や疑心暗鬼の材料になるものです。
また遠い将来や、子孫や世の中全体のためになどと大きなビジョンを持っていると行動は判断基準はそれに相応しいものになります。傍目にみて一見、変なことをしているように見えても、損をしているようにみえてもそれは理念や目的に対して正直に取り組んでいることがあったりもします。
私は老舗の研究や、あるいは色々な会社や歴史を學ぶときまず最初に確認するのはこの目的や理念です。それを初心ともいいます。
初心をお互いに忘れていない人は、信頼関係が築けます。自分は何のためにこれをやるのか、そして自分は何を信じて取り組み、何をしないのかを確認します。
そうやってお互いが自分の初心に素直に正直に誠実に取り組んでいることが砥石となり、信頼関係を磨いていくことができるのです。
そして信頼とはどのように積み重ねていくか、それは徳を積むことと似ています。自分の初心に忠実に覚悟を持って日々に生きる実践を貫徹していくこと。それを続けていることで周囲はその徳を信頼するようになります。それをむかしは「人徳」とも呼びました。人望を高めるには、自分の初心を生きる努力と覚悟があってこそなのでしょう。
現在はあまり人徳などといわれることはありませんが、本来は信頼関係を磨いていく人たちが人徳が高いということなのでしょう。
仕事であっても、そうではなくても、徳を積み初心を澄ませご縁を磨いていきたいと思います。
