韓国にはナムルというものがあります。日本でいえばおひたしのような調理ででてくる野菜です。よくモヤシやホウレンソウ、人参などがごま油で和えてあるようなものが多く食べたことがある人が多いと思います。
ちょうど英彦山で野草文化を深めていますが、韓国には高麗人参をはじめ数多くの薬用のある食文化があり参考になることが多くあります。
ご縁があって来週から英彦山に酷似している霊峰智異山にいきますがその前に薬草について少し整理していきたいと思います。
そもそも英彦山もですが智異山もお水が滾々と湧き出す薬草の宝庫の山です。むかしの人は、薬の聖地のような霊山を探してはそこで薬草を採取して日々の未病や病気の治癒に役立ててきました。今のようにドラッグストアや病院がなかった時代、それぞれで人々は病気に向き合い民間で協力しながら治療をしていました。
現在は春ですがこの時季は春の野草たちがたくさん食生活に入ってきます。冬の間に溜め込んだ毒を解毒するために、苦みのある野草を食べることで身体を調えます。昨日は、イタドリを天ぷらにして食べ、お昼はこれから蓬餅を食べます。特段、薬を飲むというような行為をするわけではなく日常に野草を取り入れるのがむかしの暮らしの知恵だったのでしょう。
暮らしフルネスの食を私は実践し、提供しますがそのどれもが旬のもの、発酵、あるいは地産地消、在来種、山野草やスパイスなども自然由来の共生関係や循環を活かした内容で行います。
これも先人たちの知恵であり、暮らしを真に豊かにするための仕組みの一つです。
話をナムルに戻せば、本来、韓国ではナムルは今のように野菜を中心にではなく野草が中心であったといいます。都会で生活をして野草が手に入りにくくなったりしたことや、野草は採集してすぐに調理なので鮮度が保ちにくいこと、保存食にする工夫はしていますがなるべく日々に摂取できるように現代のような状態になっています。
韓国の食文化は、キムチにあるようににんにくや生姜などもたくさん摂取します。またサムゲタンやビビンバなども高麗ニンジンや野草、ニンニク、ゴマの葉など苦みがあるもので彩られます。
医食同源といいますが、食文化そのものが野草と繋がっているという意味では多くのことを学び直すことができます。
信仰とも深くつながる智異山の食文化を学び直してきたいと思います。
