天寿の場

氣の流れというものがあります。これは風や水などを観察するとすぐに氣づきます。日々の小さな澱みのところに風や水が流れると清々しくなるものです。氣の流れは循環の流れ、いのちの営みそのものでもあります。

現代の科学では証明できていないものは本当にたくさん存在します。例えば人体の神秘も未だにほとんど解明できていません。脳科学がいくら進んでも、知恵のことはほとんど未解明です。

これは場づくりにも関係があります。

世間一般で言われるような場づくりは、科学的な分野だけで語れます。しかし実際に私が取り組んでいる場づくりは科学では証明できないものばかりです。ただ似た分野はたくさん存在します。

それは気功であったり、中医でいう鍼灸の経脈などであったり、禅であったり、あるいは自然農などの農法であったり親和性が強くあります。

本来、解明できていなくてもそれを日常的に利用したものが「暮らし」でした。人間は日々の暮らしの蓄積で徳を循環させいのちを最大限活かして天寿を全うしてきました。

現代は、天寿の全うよりも目先の欲望や不安の解消にエネルギーを使います。このエネルギーは人工的なものはほとんどで無理ばかりをして経済効率を高めても自然循環は澱むばかりです。

自然循環が澱まないような暮らしを今こそ実践することで、不安が解消され安心していのちを全うしていけるような場が増えていくように思います。

暮らしの甦生で天寿の場を増やしていきたいと思います。