価値を守る

価値を守るものに「包む」というものがある。

例えば包装紙や風呂敷、その他、木箱や衣服などもそうだけれどその価値がどれだけのものかを理解するものを可視化して周囲が理解できるようになっているのです。

これはもともと価値というものは、人が設定するものですからどれくらいの価値があるものかはその本体自体ではあまり分かりません。もしかするとダイアモンドなどもたくさん採れれば、石ころと同じ価値になったりもするし、流行が終わってしまえば値千金の値打ちだったものも誰も見向きもしなくなるものなのです。

だからこそ人がそれに価値を見出し、価値が見えるようになっているのです。

その価値を設定するのは、誰が設定するかというところにもよるのです。そしてそのほとんどは、その人の思想や哲学、そして実績ともいうものであろうとも思います。

どれだけの価値があるものなのか、それは可視化されなければ誰にも観えません。
また時代時代の背景にもよるし、身の回りの環境にもよるものです。

今の都市化された社会では、石油や電力などはとても大事です。
しかし田舎に行けば、道具や自然の環境などがとても大事になります。

自分の住んでいるところでその価値も変わってくるのです。

価値を見出し、価値を値付け、価値を取り扱うには、価値があるものだと理解する必要があります。そしてその価値を守るためには、それが価値があるものだと自分が心底実感し、価値があるものだと接して大切に取り扱うことができなければならないのです。

それが理念というものであるのなら、理念をどれだけ大切にしているかで分かります。
そしてそれが商品であれば、同じくどれだけ大切にしているかで値決めされているのです。

当たり前のことですが、物の価値はその人そのものの価値も顕すのです。これは何よりも大事なことで、簡単に値引きや値下げをしないというのもどれだけそれを大事にしているかということに繋がっているから注意が必要であるのです。

価値を扱うことに向いている人とそうではない人もいますが、探究する心が価値観の質を高めていくのだと思います。大切な文化も大切な民族精神もそのままの価値のままに包み込み、これからも心を一つにして譲り渡していきたいと思います。

  1. コメント

    最近感じる事なのですが、自然にも世の中にも、子ども達の為にも今後長い間良い影響を与える生き方とはという事を考えていく中で、食べ物ひとつ、睡眠ひとつ、体調管理ひとつ、時間管理ひとつ、様々なことに対する自分の価値観が変わって来ていることを感じます。今まで苦であったものが喜びに変わっている事や大事にし始めていることが増えました。やはり、生き方を決めるという事が本当に大事なことなのだと感じています。決めることで、受け入れられ喜びや価値に替えられるのだと感じます。まだまだ、生き方が変わったかと自分に問うと自信がありません。しかし、変わりゆくさなかに居ることは自覚しています。大切な今を味わっていきたいと思います。

  2. コメント

    実践をしている時はそのことが子どもに繋がっていると感じる時であり、理念を実践している時だと感じています。思いを大切にするだけでなく、形にしていくことも実践を通す中で大事にしていることです。カグヤにとっての価値を守ることは、社風を守ることとも同義語であると感じています。実践を通して価値を守り上書きしていくよう、クルーそれぞれの実践を真似し取り組んでいきたいと思います。

  3. コメント

    今の時代は一体何に価値があるのかが非常に見えづらくlなっているのだと思います。その中で、お金に価値を見いだす人もいれば人に価値を見いだす人もいます。もちろんその時代によってその価値は変わるという事は解るのですが、その価値を上げるのも下げるのもやはり自分だという事に違いはありません。価値を上げたいのであれば、自分自身が本気で思い大切にし続ける事だとやはり感じます。特に価値を扱う会社として先ずは自分がぶれないようにしたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です