生活圏帯域

人は一人一人その人が棲んでいる生活圏帯域みたいなものがある。

仕事もそうだし、友人などもそう、自分を中心にどの圏内や帯域に自分が居るかでまったくその性質が異なっているのです。そして、それはどのような人たちと繋がっているか、または関係しているかということが何よりも重要になります。

昔から「類は友を呼ぶ」といいますが、同じような性質を持った人たちや同じような価値観を持った人たちは自然に集まってくるのです。そしてもう一つは、自分がその性質の圏内や帯域に繋がれば次第に無理なくその性質に自ずから同期していくものなのです。

そしてその性質に合っているかどうかは、時間をかけていく中で自然に自分で気づいていくともいえます。人は頭でっかちに考えている以上に、あの動植物たちと同じように自分の性質にもっとも居心地の善い場所を求めて自然に彷徨っているのです。合えば居心地がいいし、合わなければ単に居心地が悪いのです。

もともとその生活圏帯域というものには人がすぐに判断するような善悪の基準はありません。

それぞれ自分を中心に置いて、あれは善だあれは悪だと言いますが実際はその生活圏帯域内では善であったりすることが、ある生活圏帯域では悪にもなるのです。その逆もまたしかりです。

なので人は自分にとって相性の善いところを探していくのです。ある場所では自分がとても満たされ役に立つ感覚を覚える人でも、ある場所では違和感を感じていつも満たされない何かを味わってしまうのです。

善悪というものはもともと陰陽と同じく、自分がどちらに偏っているかを自分で理解していくだけのモノサシの一つなのです。それは人との繫がりの中で自分を発見し気づいていく旅路のプロセスの一つともいえます。そうやって自分の本質を理解していくのです。

自分を変えたいと思うのにまず、その付き合っている人を変えるというものがあります。自分が普段付き合わない人たち、または憧れる人たちと交わり生活を伴にする中で次第にその人たちによって本来の自分が引き出されていくのです。

こうであるはずと自分を思い込んでいたり、自分はこんな人になりたいはずだなども刷り込みを持っているとなかなか自然体の自分が出てくることはありません。人は自分から自然体になっていくというのは、ゼロベースで自分というものを集団や繫がりに置いていくことで発掘していくものだと私は思います。

そうやっているうちに、自分の中にあった本当に求めていた生活や暮らしに自然に近づいていくのです。別に頭で考える必要はなく、自然体であれば後は天や時間が自動で解決してくれるのです。

人は繫がりや関係性の中で生きているのでこの生活圏階層の何処に自分を置くのかはセルフマネージメントに置いてはとても重要なことだと思います。思い込みを捨てるための勇気を出して飛び込むことができればすぐに世界が変わっていくように、自分の生き方も変わっていくのです。

どのような師に出逢い、どのような友に出逢うか、そして憧れるのか、そこに同通するか。
まさに出会いが自分の人生を導いているように思います。

日々に新たに、子ども達のためにも未来の生活圏階層を創造していきたいと思います。

 

  1. コメント

    生活範囲について考えると今は昔よりも広い範囲にアクセル出来る環境があると思います。インターネットを使えば知りたい情報を得ることができ、その分その先は自分の行動力が試させると感じています。最近は同世代の人と話す機会が増え、あって話をしてみるとどの人も行動力に溢れている人ばかりです。実体験の話を聴くと自分自身まだまだ知らない事ばかりであることと、行動力が人と出会うきっかけと創っていると感じます。新しい人に出逢い、お互い紹介したい友人がいたりと人との出逢いの中で自分自身を高めていきたいと思います。

  2. コメント

    自分らしさに拘り、そして世の中に貢献していくことに拘り始めると、それに共感する人たちが集まってくると感じます。どのように生きるのかを決めることはとても重要なことなのだと感じます。
    実践した分だけ人に伝わること、そして出会う人々が変わってくることを現場で今、実感しています。今まで見ていた世界とは違う世界へ飛び込む勇気を大事にしていきたいと思います。

  3. コメント

    自分の生き方をしっかりと持つ事の大事さを改めて感じます。生き方を決め日々全力で生きる事が出来ていれば自然に同じような人が近づいてくるのだと思います。又同時にそういう出会いを常に意識して求めていれば自然に出会えるのだという事もここ最近は感じています。しかし同時に人の意見を聞かずに何かに固執する場合もあるのだと思います。そうなれば自分の成長もそこで止まってしまいます。大切にしたい部分を持ちながら、他を受け入れる自然な余裕やゆとりの必要性も感じます。

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