今週末は、お田植祭です。今までは千葉県神崎のむかしの田んぼで無肥料無農薬でお米づくりをしていましたが今年は福岡県朝倉の田んぼで新たに挑戦します。いつものように予祝をして、田の神さまをお祀りして早乙女と早苗を植えていきます。祝詞も神崎神社の宮司様から伝承いただいたものをこちらでも奏上します。
もともとこの朝倉の田んぼがある場所は、福岡県筑前町(旧三輪町)弥永にある大己貴神社がすぐ近くにあり見守られています。この神社は我が国で最も古いといわれている神社のひとつで神功皇后が新羅討伐の兵士を集めるために太刀・矛を奉納し願いを立てた、戦勝を祈願したという言い伝えがある古社だといわれます。
また、邪馬台国-朝倉説の重要な神社として有名で「福岡県筑前町弥永の大己貴神社付近」と「奈良県桜井市三輪の大神神社(おおみわじんじゃ)付近」の地名や地形も
偶然とは思えないほど酷似しているといいます。
実際に御宮にいき、お山を拝んでいると確かに奈良の三輪山と同じ風景と気配を感じます。法螺貝を奉納すると、その響きがお山をはじめ地域全体に膨らみ懐かしい景色が顕現します。
この場所でむかしの人たちの心で、むかしのように手植え手がりで伝統神事と伝統行事を甦生させてお米づくりができることに深いご縁を感じます。
神仏のお導きというのは、自分の考えとは関係がなく事が進みます。千葉の田んぼの継承のことで私にできることはないかと無私無欲に真心を盡していましたがその結果としてこの朝倉でむかしの田んぼに新たに挑戦するご縁になりました。決して狙っていたのではなく、頭で考えていたのではなく、こうあるよう、こうするようにとカグヤさんをはじめ地域の氏神様や縁故の方々に運を運ばれていくのです。
お導きというのは、素直さや正直さがあってこそだと私は思います。その時々に到来するご縁をどこまで丸ごと信じ切ることができるか。そしてその信じ切るご縁にどれだけ真摯に誠実に順応していく努力を続けていくことができるか。人生は試練ですが、試練の中に豊かさも仕合せもあり、また感動の出会いも別れもあります。
今年もまた稲と共に一年の循環が味わえることに深く感謝します。
祈りを捧げながら、一緒に生きる仲間や時代と共に五穀豊穣に感謝します。
