徳と智慧

昨日、呼吸のことについて深めましたがそもそも人類の呼吸はいつからはじまったのか。科学的には、シアノバクテリアという藍藻(らんそう)という光合成細菌に辿りつきます。

この藍藻は、30億年前に地球上に初めて現れた酸素発生型光合成生物であったと考えられている存在です。藍藻の光合成によって、地球上に初めて酸素と有機物が安定的に供給されるようになりそれが現在へとつながる生態系の基礎が築かれたといわれます。

つまりこの菌が光合成が呼吸をして二酸化炭素を吸い酸素を供給するのです。二酸化炭素は私たち人類、もっといえば菌が発酵するときに燃焼して出てくるものです。それを植物が吸って酸素を供給します。地球は、光合成細菌と発酵する菌のバランスによって温度も気候を含めすべての調和が保たれているということです。

現実として、呼吸をするというのはこの菌たちの共生の理の中でいのちが生きているということになります。植物と動物の関係もまた、最小単位で観るとこの藍藻という光合成細菌と、発酵という腸内細菌の関係と同じです。

菌からこの世のすべては形成されてきたというのはさておき、この地球の存在はこの絶妙な調和と共生によって生態系が存在できているというのは真実です。だからこそ、その根源である呼吸には地球創生からの継続継承してきたいのちの智慧が宿っているともいえます。

呼吸を調えるということは、地球を調えるということにもなるのです。

そして私が法螺貝を使うのは、その螺旋構造の中にその神秘が宿るのを直観するからです。ただ二つのものが共生するのではなく、そこに縦軸といった螺旋になるような徳が循環する真理が宿っています。

座禅も瞑想も、この法螺貝も呼吸を中心に自分の身体の真奥へと入っていくものです。

引き続き、場を通して現代でも普遍的ないのちの仕組みを解いていきたいと思います。子どもたちや子孫へ、徳と智慧をつないでいきたいと思います。