光と歩む

人生は色々なご縁に彩られているものです。日々に、新しい光や風、そして音に巡り会います。これは自然の風景ともいえます。そして人に出会います。私たちは人の間で生きて、人間生活の中の社会というもののイメージの中に生きています。

もしも今がどのようなイメージを持っているかで、そのイメージの社会が変わります。これはある意味、バーチャルな世界です。しかしそのバーチャルな世界の中で様々な物語を生きています。しかしそのバーチャルがあまりにも不自然な時、私たちは身体と心が引き裂かれて病気になることがあります。精神が病むときなども同様に、イメージしているバーチャルの調和がうまくとれないのです。

そんな時は、自然の中に入り、自然の中に一体になることでそのバーチャルなイメージを手放していくと現実や事実に巡り会います。その事実をよく観察するとき、私たちは縁起の中で生かされていることに氣づくものです。

縁起の中でただ生きている自分を思い出すこと。

そうすることで、バーチャルの中で仮想空間を漂っていた意識が手放され魂が甦生していきます。そもそも魂の甦生とは、いのちの本体に回帰するということです。もっとわかりやすくシンプルに言うと、無になり全体になり、自然の一部として感受する感性に身をゆだねるということです。

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。

人間が産み出した幻想社会に溺れそうなとき、ただ現実に身を置いてみるともうどうにでもしてくださいと存在そのものにお任せするのです。

私のメンターは、生き方を通して私に「すべてお任せ」ということを伝承してくれました。氣がつくと、すべてお任せするというのは縁起に任せて歩みなさいということでした。

形式に囚われず、社長でも理事長でも修行者でも博士でも専門家でも職人でもなんでもいい。お金があろうが、権威があろうが関係がない、その時々の今にお任せしながら自分の道を歩んでいきなさいという具合に。

御蔭様で御蔭様の偉大な存在に氣づき歩む大切さを生きています。

自然というのは、私たちのいのちを支え、助け、伸ばします。便利な世の中になっていますが、便利か不便か、田舎か都会かなどではなく、何が大切か、このご縁をどう噛み締めるかということが重要ではないかと思います。

丁寧に暮らし、一つ一つの呼吸を正していくように今日も光と共に歩んでいきます。

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