数え歳

昨日は旧暦の元旦でした。英彦山で元旦の場を調えてご祈祷をして、みんなで感謝とお祝いをして過ごしました。昨日、英彦山でお会いした方々はそれをご存じてみんなで御礼のお詣りに来られていました。

日本では本来は、「数え歳」という考え方がありました。戦後の1949年に「年齢のとなえ方に関する法律」が施行され、公式の年齢は満年齢に統一されて今はなくなりました。それまでは多くの行政・社会領域で数え年が使われていました。

この数え歳というものは、生まれた時を1歳とし、元日を迎えるごとに1歳ずつ加齢される年齢の数え方です。もともと日本の古代信仰や暦では「歳を神様から授かる」といわれていました。そこでは無事に1年を生き延びた感謝の意味もあったといわれます。

それに、今では生まれた瞬間が0歳ですが数え歳では生まれたときは1歳になっています。これは胎内の時間も生命として扱う思想や年齢の管理を暦で統一する仕組みでそうなったともいいます。

みんなで一緒に歳を重ねていく、そしてその歳を共に過ごせたことへの感謝とこれから一緒にまた歳を無事に重ねていきたいという祈りと願い。西洋型の個人主義で今ではそれぞれに誕生日があり、それもまた豊かなことではありますが共同体や家族、そして共生しているすべてのいのちとともに誕生日を祝うというものもまたとても豊かで清々しいものです。

あなたと私ではなく、一緒に生きるもの同士、共生と貢献をしあって助け合い和合していこうという生き方と先人の知恵の尊さも感じます。

近代は、様々な過去の智慧を消し去ってしまいもったいないこともたくさんしてきました。やめてみて分かった尊さや、続けていたからこそ観えてきた大切さというものもあります。

氣づいて目覚めた人たちが、丁寧に守り紡ぎ、子どもたちの真に豊かで仕合わせな未来のために実践で継承していけたらいいなと思います。

引き続き、暮らしフルネスに取り組んでいきたいと思います。

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