現在、人間社会は金融によって自然が大きく破壊されています。お金を大量に創造してはそのお金の使い先をつくるために、あれやこれやと新しいビジネスを無理やり考えてはお金を使います。地球の資源がすべて失われるか金融が破綻するかの我慢比べのような様相です。どちらにしても、私たちのいのちはその我慢比べによって崩壊していくのは火を見るよりも明らかです。
不思議なことですが、循環の真理というものは悪循環というものもあります。一度、悪が循環するとずっと悪で循環するということです。循環に意志はなく、ただ循環をするだけです。歴史を鑑みると悪い流れを断ち切るときは、衝撃波のような大きな出来事が発生するものです。その悍ましさと悲しさを知るからこそ、真に平和を望む人々は、身近な自立や暮らしから改革を続けていくものです。人間の利権は目を曇らせます。目を覚ます人を一人でも増やし、一人一人が暮らしから変えて自然の循環に寄り添って流れを易えていくしかありません。
日本の田んぼでも今、同様のことが起きています。
もともと日本という島国は、お水を貯水することが難しい国土でした。島国は雨が降ってもすぐに水が海に流れ出てしまいます。貯水が難しいのが島国ということです。そこで、田んぼをつくりお米を栽培することで永続的な自然循環の営みと調和していきました。
種を守り育ててその一部を食べるという仕組みは、自然全体の調和にも貢献していくし土を発酵させ、水を必要とするいのちのために場を調えることはそれだけいのちの好循環を育んでいきます。
先人の知恵というものは、循環の妙を悟っているようにも思います。この世のすべては、いのちが循環することで調和します。そのいのちが循環するように暮らしをそれぞれが磨いてきたから永続的な生活が保障されてきたともいえます。
人類は今、大きな分水嶺に来ています。衝撃波まで諦めて何もしないか、それとも子孫のためにも今、ここで暮らし方を変革するか。極端にはできなくても、小さなところ、弱いところから変革していけば自分の意識もまた本質的になり生き方も変化していくものです。
引き続き、今年も暮らしフルネスを通して田んぼから挑戦していきたいと思います。
