「守る」という言葉には色々な意味があります。例えば、大切にすことや、目を離さないこと、あるいは決めたことに従うや防御することなどもいいます。
私たちは「守る」という言葉を用いる時、そこには確かな無二の存在があることを感じます。それははじまりの心、初心のことです。
この初心という言葉を守ると結べば、初心を大切にする、初心から目を離さない、初心に従う、初心を防御するとなどとも言い換えられます。この初心とは、はじまりにどのような心が動いてどうなったのかという、なぜや何のためにという思いと結ばれます。
人は忙しくなってきたり、色々な知識や経験が増えていくと当初の目的や最初の心を忘れてしまうものです。心は純粋で純心だからこそ最初に思ったことがいつまでも心あるがままの姿でいるものです。
自分の最初の心を守ることが何よりも守るの本質に近いように私は思います。
中村天風さんの言葉に「持たなくてもいい重い荷物を、誰に頼まれもしないのに一生懸命ぶらさげていないか」というものがあります。
心を守ることの一つは、余計な荷物を一旦横に置いてみる工夫かもしれません。守ることは、休むことや止まること、静かであることもまた守ることです。
心の弱さや強さを味わいながら、初心を生きていきたいと思います。
