暮らしフルネスの面白さ

浮羽の古民家甦生は猛暑の中で進んでいます。この熱気で外作業はほとんど進まず、少し動いたらすぐに休むという具合です。身体が暑さに馴染んでいないと、体力の消耗が著しく現代の仕事の仕方とのバランスに苦労します。

この現代の苦労というのは、自然と不自然の関係の中にあるように思います。本来は、便利ではない時代は自然に寄り添い寄り添われながら自然寄りに暮らしていました。冬でも室内で空調や暖房でTシャツで過ごすような快適さはなく、冬はしっかり着込んでいて小さな火でみんなで暖を取りました。夏などは、逆にどのお店やオフィスもキンキンに冷え切っていて逆に服を着こんでいるという具合です。

この不自然な生活様式の中で、外では猛暑ですから外に対応することができません。対応するために、現代では着る冷房や扇風機、あらゆるものを身に着けるようにもなってきました。そのうち、宇宙服のように完全に体が包まれる服になるのも時間の問題です。

他にも、スーパーやコンビニで売られる殺菌や滅菌したものばかりを食べるようになり、外の自然の食べ物が食べれなくなっていきました。すぐにお腹を崩し、調子を崩します。湧水なども飲めず、水道水か滅菌されたミネラルウォーターです。井戸水などは、菌は必ずいますが井戸水も飲めません。こうなってくると食べ物や飲み物も宇宙食のように完全に無菌加工されたものになるかもしれません。

自分たちの身体の順応性を活用せず、感覚を磨かず便利なものに溢れるとそれが最終的には不便なものになっていくのです。

私は決して縄文時代のようになったらいいというのではなく、現代の科学の進歩も否定していません。大切なのは変えるものと、変わらないものとのバランスを保つ工夫をしようというのです。例えば、病気にならないような健康な体をつくるのなら無菌滅菌というのはいいことではありません。土に触れ、その土で育てた野菜を無加工でそのまま食べる。土の近くにいるだけで私たちは菌まみれになります。あと、お水も塩素で殺菌したものだけではなく井戸水や湧水などを意識的に摂取することです。

私はお山や古民家暮らしをしていますが、もちろん電気、浄水器、空調なども完備していますが常に意識的に両方バランスよく使うようにしています。全部依存ではなく、弱くなりすぎないように鍛錬するのです。そういう暮らしをするということです。

心身のバランスも、自然と調和したり現代の便利なものを少しそこに取り入れたりすることで調ってきます。理想は自然の暮らしですが、自然になりすぎると現代の生活で身体を壊してしまいます。ある意味、宇宙服や宇宙食にも慣れるように工夫しているということです。

変化というのは、已むことはありません。現代は変化は著しく、数年前の常識も変わります。こういう時は、バランスを保つことに重心を傾け、軸足は自然でも手はあれこれと工夫するのです。

引き続き、暮らしフルネスの面白さを追求していきたいと思います。

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