人は一緒に過ごすことで仕合せを感じたり不幸を感じたりするものです。人は人との間と書いて人間ですが、人間というのは社會を学び社會を創造し続けている生き物ともいえます。
心の世界においても、人といることで安心する関係もあれば、恐怖や不安を感じる関係もあります。現在、発生している中東戦争もまた国家間の争いもまた人間関係から生じているものです。
そういう意味では、学校や家族で学んだ人間関係がそのまま今の社會に多大な影響を与えているともいえます。人間は、信頼関係を築くために時間をかけて対話をしていきます。
そもそも信頼関係の土台は、自己への信頼です。つまり人間性が成熟するほどに信頼関係というものは築けるようにも思います。誠実に生き、謙虚に反省する。こういうことを繰り返している人の周りには信頼関係ばかりが増えていきます。この逆に、嘘をつき、傲慢になれば信頼関係は築けません。
結局、人間社會こそが信頼関係であり、人間の社會をどこまで信じることができるか、そして頼ることができるかということを超えないのかもしれません。
ソクラテスにこういう言葉があります。
「あなたのあらゆる言動をほめる人は信頼するに値しない、間違いを指摘してくれる人こそ信頼できる」
これは確かに本質で、私もずっと私のことを諫めてくれたり、大切な時に厳しいことを伝えてくれた友や仲間がいたから自分を取り戻し、冷静に反省して改善し続けることができました。耳障りのよいことや、褒めて媚びて、陰口や告げ口をする人を信頼などしたら今の自分はありません。
自分自身との付き合い方と、人との付き合い方は同じなのでしょう。
常に、自分が間違っていないか、思い込んでいないか、真実を歪めていないか、あるいは判断を感情で濁らせていないか、本当のことが観えているかと、自問自答、自省自戒して歩んでいくことが信頼関係を築くための要であろうと思います。
人間力を高め、そして磨き、信頼関係の土台を育てていきたいと思います。
