思い出と祈り

今回の古民家甦生では新しい出会いやご縁もたくさんありました。大変で苦しかった体験もありましたが、実際にはいただいている方の奇跡に感謝することばかりです。

まずこの2年半かけてお米のことを深く學び、お米に関わる人たちと接する機会がありました。日本人が何よりも大切にしてきた主食、それを守る人たちに会いました。農家をはじめ、食を扱い、啓蒙し、先人の知恵を大切にする人々。志に刺激を受け、私も日本の田んぼを改めて守ろうという意識を持つことができました。

そして職人さんたちとの新たな出会い、信頼できる仲間と共に理念を共有し心を籠めて建物を創る喜び、楽しかったです。場は、その場を創る人の心が宿ります。私の心を汲んでいただき、納得のいくまで妥協せずにお付き合いいただき見事に調和した姿を観るのは仕合せでした。

また商品開発をするのにもたくさんの試食をはじめ、試作、智慧を働かせて何度も何度も諦めずにチャレンジできました。愉快で気の合う仲間と和気藹々と意見を出し合い取り組むこと。実力のある方ばかりが集まり、何でもできそうな自信と誇りを持ち直すことができました。

素材との出会いや一期一会の組み合わせ、理念とアイデアを想像しては見事に集まってくるご縁。この取り組みの最も楽しいひと時です。私は、生き方として座右が一期一会ですからご縁が重なり組み合わせることで発生する「妙」を観るのが大好きです。

これからいよいよ店舗がはじまり、私の手は離れていきますが心は楽しかった思い出、有難かった感謝に満ちています。いつまでもあの場が、日本のお米の発信地になり、子どもたちの未来に伝統が継承され、いつまでも自然に元氣が湧きだすように祈ります。

おめでとうございます。

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