風のように

英彦山では新緑の風が心地よく、水のせせらぎと光が溢れています。植物たちもみんな一斉に新芽が芽吹いて黄緑色の葉っぱがゆらゆらと元氣です。

この時季の風は、いのちを元氣にしていきます。

そもそも風とは何かということです。

一般的には温度の違いで風が起きるといわれます。しかし実際に古代の人たちは風をどう感じていたでしょうか?目に見えない存在であり、確かな生命エネルギーを運んでくる存在。国境も天地も超えて、風は地球全体を移動しています。

私はこの時季の風を感じるのが好きで、よく島風が吹く頃に島に生きました。海を渡ってくる風が身体を通ると全身の元氣が充ちてきます。皮膚も活性化し、心を清々しくなります。

風は何処から来て何処に行くのか、地球の呼吸のリズムで春夏秋冬あらゆる季節の風を吹かせます。それは全地域に重なります。例えば、砂漠であれば砂漠の風。大海であれば大海の風、凍てつく南極や北極にも風は吹きます。さらに言えば、太陽からの太陽風、そして満月の時には月に向かって風が吹きます。星々はすべて風は吹いています。

この風という存在、お水の一つの変化ではないかと私は感じます。

風水というものは、氣の流れです。氣がどのように循環して縁起の結びを辿っていくのか。風に任せていく人生、まさに風そのものが風来坊です。

風来坊のようにお導きに従って歩んでいく人生もまた風のように。

風に見倣い、風を感じ、風のままに歩んでいきます。