昨日は地域の氏神様と一緒に宮司様とお田植神事を実施することができました。お田植の祝詞を奏上いただき場が清められ、これで健やかに田んぼの中に仲間たちと田植えに入っていくことができます。
田んぼは、いのちを育む場で人間性を回復させていく大切な聖域でもあります。
私は場づくりを実践することをライフワークにしていますから場を調える、場を清める、場の声を聴くことは生き方でありそれが働きを活かすことだと信じています。
ご神事は祝詞にはじまり、岩笛、法螺貝を奏上して玉串を納めます。土地の四方に御祈願とお祓いをして直会をします。直来では、供物を中心に昨年実ったお米を小豆と一緒に食べました。他にも旬のお野菜や果物、鯛や御餅を食べます。
宮司様からは「神人和楽」のお話がありました。これが「神楽」の由来であるということも教えていただきました。
そしてこの地域でもむかしはみんなで苗を植えた後、歌い、舞い、酒を酌み交わし、食事を共にしていたお話をお聴きしました。神様に祈るだけでなく、神様と人々が一緒に歓びあうことが神事であったと。
お田植祭の伝承の有難さはこの「神人和楽」であると私は感じています。
古民家「和樂」は、もともと「結」の仲間たちと甦生した江戸時代の古民家です。藁ぶきを噴きなおし、傾きを立て直し、みんなで木を磨きました。そこに田んぼが加わり、新たな仲間たちが増えてこれからいのちの循環の場づくりを楽しみます。
神様と人が一緒になることをむかしは「和」としました。和が来るところに笑いはあります。笑いがあれば福も来る。まさにお田植そのものが仕合せを運びます。
なぜ先人たちはこの「和楽」という場を伝承させてきたのか。
真の仕合せや豊かさは田植えの場にこそあります。
24日は、集まった仲間たちとご縁を味わい神人和楽を楽しみます。ちょうどピアノの調律も終わり、場も調いました。田んぼの傍で自然農の世界を即興ピアノで奏でてもらい、みんなで音を楽しみます。
そして炊き立ての備長炭の竈ごはんと縁起を担ぐ夏至の食材たちで最高の調理を味わいます。まさに神と人の饗宴です。
こんな奇跡的な一期一会を和樂の場でできることに感謝しています。
