「無声呼人」(むせいこじん)という言葉があります。これは福寿園の家訓が由来で商売においては徳や品格が商品に必要であり、それがあれば自然と人が集まるという教訓になっているともいいます。
これは論語の徳は孤ならず必ず隣ありに意味が似ています。これは私の場の道場の実践徳目と似ていて、その場に徳が醸成すれば自然にいのちが活き活きしてあらゆるものが自然に調ってくるというものと同じです。
よく振り返って見ると、人生も同様に善いご縁がさらに好いご縁を結びます。これは好循環ともいいます。自然に一つが誠実になれば、次が自然に用意されてやってくるのです。
日本人は、「予祝」(よしゅく)という精神性を持っています。これは未来に起こる良い出来事をあらかじめ祝うことで、その実現を引き寄せる考え方のことです。現代でいえば、過去が未来になるという考え方です。今、御祝いすれば未来はそれに引き寄せられて自然にそうなるということ。
量子力学が発展して、意識というものの存在も再発見が続いています。先に私たちは意識を持てば、それに現実が顕現するということ。意識が先にできる、無から有が産まれるということでしょう。
私もこの無声呼人という言葉がとても好きです。
場づくりと徳を磨く実践には、その集まってくるご縁の楽しみと喜びがあります。
善い場をつくれば、相応のものが訪れます。よい人、よいめぐり逢いを味わいながら一期一会を生きていきたいと思います。
